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ガイアの夜明け「外国人労働者を悪用した日本人・母国の家族のために働く中国人ベトナム人」を観ましたか?

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ガイアの夜明け8月1日の放送では『ニッポン転換のとき 第四弾 追跡!"絶望職場"の担い手たち』というタイトルで外国人労働者をとりあげています。

外国人をいい労働環境で受け入れている『いい社長さん』と劣悪な環境で働かせている『最低な社長』がいました。

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108万人の外国人が日本で働いている

2016年日本で働く外国人は108万人に達しています。労働者人口が減少し続けている日本にとっては貴重な労働力です。

そのうち『外国人技能実習制度』というシステムを利用して日本で働いている人が21万人います。今回の放送ではこの人達の取材を行っていました。

外国人技能実習制度とは、外国人に技術を伝えその国の経済発展を担う人材を育成することを目的につくられた制度です。建前は国際貢献ですが、実際には人手不足に悩む企業に「労働力」を提供する役割を果たしているのが実情です。

環境の整ったいい受け入れ先の企業

この制度をつかって海外から日本に働きにくるベトナム人や中国人は、働く会社を自分で選択することはできません。勝手に決められた会社に3年間派遣されます。

 

受け入れ環境の整ったいい企業の例として『イチゴ農園』が紹介されました。

この農園では『外国人実習生がいないと人でが足りなくて経営が成り立たない』といった状態が続いているようですが、実習生からすると福利厚生がとても満足できるものだという内容の放送がされていました。

賃金面では『ベトナムで1か月働くと日本円で2万7千円の賃金だけれど、日本のこの農園だと12万円の手取りがあるので4倍の賃金を得られる』という内容です。

住むところも整っていて、面倒見のよい社長さんのところに派遣された外国人実習生はとても満足して働いているように思えます。

劣悪な環境で働く外国人実習生

いい環境で働ける外国人労働者ばかりではなく、劣悪な環境に派遣されてしまった外国人労働者も多いです。

縫製工場で働いていた中国人労働者5人はとくに劣悪な環境で2年半働いていて、最終的には『会社が倒産』したと会社側から噓をつかれて不当解雇されてしまっていました。

労基違反の長時間労働

この中国人女性たちは朝7時から夜の24時まで働き、残業は月に197時間で時給400円で働かされていました。

月の手取りは14万円ほど、休みは7か月間でたった1日です。考えられませんね。

労働基準監督署から指摘を受けないように、会社の資料では土日がしっかり休みになっています。

賃金未払いを日本人社長が行っている 

さらに給料も残業代も未払いが続いていて、2年半で蓄積された未払い金は1人当たり628万円です。

5人分で3000万円を越える未払いなので、会社側は支払いを要求されても支払わずに『会社が倒産した』ことにして彼女たちを解雇しました。

日本人として恥ずかしいので本当にこんな生き方はしないで欲しいです。

こんな劣悪な環境でも逃げられない

このような劣悪な労働環境でも外国人実習生はなにもできません。

理由は制度の内容として『他の会社に移れない』からです。他の会社に移りたいと外国人実習生が訴える相手もいませんし、助けを求める相手もいないので劣悪な職場から逃げてしまうしか方法がありません。

 

劣悪な労働環境をつくっている日本人社長は、『外国人実習生は60~100万円の借金をして日本に実習にくるので、我慢して働き続けるしかない』という弱みにつけこむ最低な経営者だと思います。

玉田工業は頭も心もいい会社

こんな最低な会社とは正反対の事例として紹介されていたのが玉田工業です。

ベトナム人の実習生を受け入れており『3年間の実習期間が終わっても引き続き自社のベトナム工場で雇用する』という環境を整えていました。

これこそWin-Winの関係です。

玉田工業からすると、3年間実習を受けた労働者をそのままベトナム工場で雇えます。

ベトナム人実習生も『日本で3年間溶接の技能を習得し、母国に帰ってもその技能を使う働き先がない』という状態から、玉田工業で引き続き日本で学んだことを生かして高賃金で働けます。

 

玉田工業の社長が「会社は人が一番大事」とこたえていたのを見て、こういう心がきれいで頭のいい社長こそ社長にふさわしいと改めて感じました。

この事例が『外国人技能実習制度の成功モデル』として広まって欲しいです。

さいごに

『メイド・イン・ジャパンのブランドは海外実習生の低賃金によって成立している』というキャッチフレーズが縫製工場の紹介の際に多用されていました。

こんな悲しいキャッチフレーズは見たくありません。アメリカから強制労働だと言われても仕方がないことをしてしまっています。恥ずかしいのでやめませんか?

 

長時間労働や残業代の未払いの『根本的な原因は経営者の資質』にあると僕は考えています。

経営層の人間は人件費を削減したいなら「残業しなくてもまわる仕組み」をつくることに注力してください。

残業代を支払わないための努力をしているなら自分の働き方を見つめ直してください。